根幹治療に関する質問|鈴木歯科医院|守山区の歯医者・歯科

根幹治療に関する質問
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治療の基本

Q

根管治療とは何ですか?

A

歯の内部にある神経や血管(歯髄)が細菌感染などで炎症を起こしたり壊死したりした際、それらを除去し、根管内を清掃・消毒・充填する治療です。

Q

なぜ根管治療が必要なのですか?

A

歯の根の先にまで感染が広がると、激しい痛みや歯茎の腫れが生じ、放置すると抜歯が必要になるため、歯を残すために行います。

Q

根管治療の成功率はどれくらいですか?

A

状態や難易度によりますが、一般的には初回治療で90%程度とされています。再治療や外科的治療が必要になる場合もあります。

Q

治療期間はどれくらいかかりますか?

A

根管の本数や感染の程度により異なりますが、数回〜10回程度の通院が必要で、期間としては数週間から数ヶ月かかることがあります。

Q

治療は保険が適用されますか?

A

はい、一般的な根管治療は保険適用です。ただし、自由診療の精密根管治療(マイクロスコープ使用など)を選択することも可能です。

Q

治療後に歯を被せる(補綴する)のはなぜですか?

A

治療後の歯は脆くなっているため、割れたり再感染したりするのを防ぎ、歯の機能を回復させるために被せ物(クラウン)を装着します。

Q

根管治療の専門医に診てもらうメリットは何ですか?

A

専門性の高い機器(マイクロスコープなど)や技術を用いることで、治療精度と成功率が高くなり、再発リスクを抑えられます。

治療の流れと内容

Q

治療中に痛みはありますか?

A

局所麻酔を使用するため、基本的に治療中の痛みはありません。治療後に一時的な痛み(鈍痛)が出ることがありますが、通常は数日で治まります。

Q

どのような器具を使って治療するのですか?

A

細いファイル(やすりのような器具)やリーマーで根管内の汚染物質を除去し、洗浄液で消毒します。精密治療ではマイクロスコープやラバーダムを使用します。

Q

ラバーダムとは何ですか?

A

治療する歯以外を覆うゴムのシートです。唾液や細菌の侵入を防ぎ、治療中の器具の誤飲を防ぐために使用し、治療の成功率を高めます。

Q

マイクロスコープ(歯科用顕微鏡)を使うメリットは何ですか?

A

肉眼の最大数十倍に拡大して見ることができるため、複雑な根管の形状や隠れた病変を見つけ出し、精度の高い治療が可能になります。

Q

根管の消毒はどのように行うのですか?

A

専用の消毒液(次亜塩素酸ナトリウムなど)を根管内に流し込み、感染源となる細菌を徹底的に洗い流します。

Q

根管充填とは何ですか?

A

根管内の清掃・消毒が完了した後、再感染を防ぐために、ガッタパーチャと呼ばれる専用の材料で根管の隙間を緊密に埋める処置です。

Q

「根管の再治療」とはどういう場合に行うのですか?

A

以前の根管治療後に根の先に再び炎症や病変ができた場合や、根管充填が不十分な場合などに、古い充填材を除去して再度治療します。

Q

根管治療をしても痛みが引かない場合はどうなりますか?

A

原因を再精査し、再治療を行うか、外科的に根の先端の病巣を直接除去する「歯根端切除術」などの外科処置を検討します。

治療後の注意点

Q

治療後に注意することはありますか?

A

被せ物が入るまでは、治療中の歯で硬いものを噛むのは避けてください。また、一時的な痛みや違和感がある場合は鎮痛剤を服用してください。

Q

治療後、歯の色が変わることはありますか?

A

歯髄が失われると、歯に栄養が届かなくなり、以前より歯の色が黒っぽく変色することがあります。

Q

治療後の痛みや腫れはいつまで続きますか?

A

多くの場合、2~3日で治まりますが、1週間以上続く場合は感染が残っている可能性があるため、すぐに歯科医院にご連絡ください。

Q

根管治療後の被せ物はどんな種類がありますか?

A

保険診療では銀歯が一般的ですが、自由診療ではセラミックやジルコニアなど、見た目と耐久性に優れた素材が選べます。

Q

治療した歯はどれくらい持ちますか?

A

適切な治療と定期的なメンテナンス(検診)を行うことで、長期的に歯を残すことが可能です。

その他・関連

Q

根管治療と抜歯の判断基準を教えてください。

A

歯の崩壊が著しい、根が割れている、感染が広範囲に及んでいるなど、根管治療では歯を残せないと判断された場合に抜歯が検討されます。

Q

根管治療中は仮蓋(かりぶた)で大丈夫ですか?

A

はい、仮蓋は治療中に根管内への細菌の侵入を防ぐために一時的に使用されます。硬すぎたり粘着性の高い食べ物で取れないよう注意が必要です。

Q

根管治療後にCT撮影をするのはなぜですか?

A

CT(三次元画像)により、通常のレントゲンでは見えない複雑な根管の形状や、病巣の正確な位置・大きさを確認し、診断精度を高めるためです。

Q

歯を温めると痛みが増すのはなぜですか?

A

感染による炎症で根管内に圧力がかかっている場合、温めることで血管が拡張し、圧力がさらに高まり、痛みが増すことがあります。

Q

治療中に抗生物質は使用しますか?

A

感染が強い場合や、腫れがある場合に、補助的に使用することがあります。

Q

妊娠中でも根管治療はできますか?

A

応急処置は可能ですが、レントゲン撮影や麻酔の安全性を考慮し、安定期(中期)に行うか、出産後に延期する場合もあります。必ず事前にご相談ください。

Q

治療中にアルコールを飲んでも大丈夫ですか?

A

治療当日の飲酒は、血行が良くなることで痛みや腫れの原因になる可能性があるため、控えてください。

Q

根管治療した歯に再び虫歯はできますか?

A

歯の残っている部分や被せ物の境目から虫歯になる可能性はあります。そのため、治療後も日々の丁寧なケアと定期検診が重要です。

Q

治療費が高額になる自由診療を選ぶメリットは何ですか?

A

マイクロスコープなどを用いた精密治療により、成功率を高め、大切な歯を長く残せる可能性が高まります。

Q

治療後に歯茎にニキビのようなできものができました。

A

根の先に溜まった膿が出口を探して歯茎に穴を開けている「フィステル」と呼ばれる状態の可能性が高いです。再感染のサインなので、すぐにご連絡ください。